Day 2-1

Housing Works ~Bookstore cafeで見た”自立した”HIV患者支援ビジネス~

9月1日

 

LGBT×HIV

 

訪問団体:Housing Works Bookstore Café

 

●どんな団体?

HIV患者の方にハウジングを提供しているNPO団体Housing Worksが運営費用を稼ぐために運営しているBookstore café。

 

Housing Worksは20年以上HIV患者のための政治的運動をしており、連邦、ニューヨーク州、ニューヨーク市のそれぞれに対して強く働きかけを行っている一方、HIVとホームレスのダブル障害により苦しむ人に住居を提供している。

 

住居は市内に数か所ある、そこに住む人の数は(短期滞在ふくめ)数千人。そこでは無料で就職訓練を受けることができ、訓練終了後は多くの人がHousing Works関連職もしくはほかの企業、団体へ就職する。

 

Housing Worksは他の多くのNPOとちがって、その活動資金の約半分を自らのサイドビジネスでまかなっている。今回ボランティアしたBookstore caféのほかに古着屋、ケータリング、結婚式の会場などのサイドビジネスを行いHousing WorksのHIV関連活動に資金を回している。

 

Bookstore caféのすべての本、だいたいのカフェ用品は個人もしくは企業からの寄付でなりたっており、店員も9割がボランティア。

 

●今日ここで行ったこと

まず最初に1時間ほど、スタッフの方にHousing Worksの概要、歴史を話してもらった。その後約3時間、本屋での仕分け作業、配送準備などを行った。

 

●ここが印象的だった!

政府からの資金に頼っていると、本当に伝えたい主張が伝えられないので、政府からの資金に頼らなくてもいいように、との理由ではじめたサイドビジネスですが、素晴らしい取り組みだと思います。

 

もちろんアメリカの税控除システムがあってこその成功ですが、日本のNPOも真似、もしくは利用できるものだと思います。

 

訪問団体hp:

http://www.housingworks.org/bookstore/

 

(記事:まっきー)