NYツアーブログ第一弾!~ゲストをお呼びして事前研修を行いました!~
LGBTスタディツアーin NYはニューヨークに行ってからが本番…ではありません!
ニューヨークに行く前に8つのツアーテーマに関する基礎知識や日本の状況を学びます。
★8つのテーマ★
LGBT×
①教育、若者支援
②働く
③家族
④老後
⑤アライ
⑥保険、医療(HIV/AIDS)
⑦ダブルマイノリティ
⑧トランスジェンダー
(*詳しくはこちら⇒ツアーテーマ)
この事前研修は8月9~10日の2日間に渡って行いました。
基礎知識を学んだあとはスタッフと参加者でディスカッションをし、「どんなことが問題か?」「どんな解決策があるか?」などをポストイットでペタペタ貼っていきました。
参加者もスタッフも色々な経験をもった人がいます。
テーマによって知識の多い少ないもバラバラ。
だからこそ、こうして自分の考えを出し合うことで「学び合う」ことができる、これが仲間とツアーに参加する醍醐味でもあります。
そして、今回の事前研修にはこちらの三人の方々がゲスト講師として、来てくださいました!!
★村木真紀さん (特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ代表)
講演内容 『企業の中のダイバーシティ』
★日高庸晴先生 (宝塚大学看護学部 教授/厚生労働省エイズ対策研究事業研究代表者)
講演内容 『なぜHIV/AIDSはLGBTと結び付けて語られるのか』
★沢部ひとみさん (特定非営利活動法人 アサーティブジャパン)
講演内容 『マイノリティとして老後を生きるとはどういうことか』
村木さんには、職場でのLGBTが直面する問題や、その解決策について、豊富なデータと実際の企業の取り組み例を交えてお話いただきました。
スタッフやツアー参加者には就活を控える人や、終えたばかりの人も多く、職場についてのデータや取り組みには興味津々。
・LGBT施策があることで勤続意欲が上がる
・差別的な言動がなくなることで、当事者だけでなく非当事者も働きやすいと感じる
これらのデータは当たり前のようで、実は企業を説得するためにはとても重要なデータ。
ツアー参加者にとって職場を変えていく大きなヒントになりました。
日高先生にはHIV/AIDSについて、これまでの長年の調査をもとに、日本におけるHIV/AIDSの傾向や現状をお話いただきました。
世界的に感染者数が減少している中、日本は増加傾向にあるHIV。
ツアー参加者も大きな関心を寄せています。
ニューヨークではアメリカの状況をただ聞くだけではなく、日本の状況をこちらが説明することも多いこのツアー。日本の状況を専門的に解説していただき、大事なツアーの事前学習となりました。
沢部さんにはLGBTの老後について、ロールモデルとして考え方や生き方をお話していただきました。
20代中心のスタッフと参加者にはなかなか想像しづらい「老後」というテーマ。ネガティブなイメージが先行しがちなテーマですが、沢部さんのオープンで飾らない雰囲気はそれを吹き飛ばしてくれるものでした。
大学時代の学生闘争、LGBTとしてロールモデルになった湯浅芳子さんとの出会い、アメリカでの日々、など老後に限らず沢部さんの人生をお話いただき、
「老後なんて心配しなくていいのよ、今を生きなくちゃ」
参加者も沢部さんのこの言葉に驚かされました。
こんなに豪華なゲストの方々に来ていただいたことをメンバー一同とても嬉しく思います。
貴重なお話をありがとうございました。
ニューヨークにいくまであと2週間!!ここで学んだ事を活かして、より学びを深めたり、新たな視点を見つけたりしてきます。
次回は参加者の自己紹介&意気込み編をお届けします!!
お楽しみに!
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