Day5-2: Gay Parents Magazine

多様な家族のカタチ・・・情報発信でサポート


★ツアーアドバイザーのまめたさんも自身のブログで、ツアーの様子を紹介してくれています!

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ツアー5日目記録★「LGBTと家族」



【訪問団体】

Gay Parents Magazene

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スタディーツアー5日目。今回は「Gay Parents Magazine」の編集長アンジーさんのお家にお伺いしました。


自身もレズビアンカップルでお子さんがいらっしゃり「Gay Parents Magazine」は1998年9月から刊行されているLGBTファミリーのための情報誌です。

親になりたいというLGBT当事者向けに、2か月に一度のペースで全米のLGBTコミュニティセンターや書店に無料で雑誌を提供しています。発行部数は1万部にものぼり、Web上で有料のダウンロードもできます。雑誌の発行にかかる費用は主に広告収入とのことでした。


実際に読んでみると、学校の広告が目立ちました。

「NYの学校はLGBTファミリーにとって、とても通いやすい」

とアンジーさん。

 発刊のキッカケをお伺いすると、

「前の仕事でも雑誌を作っていた。自分たちも欲しい情報だったから始めた」

とのことでした。

 

最初は知り合いのLGBTファミリーに表紙の写真をお願いしていたものの、発刊されてから

「是非、私たちを表紙に!」

と沢山のオファーが来たそうです。

個人的にLGBTファミリーについては可視化されにくく、特に男性同性愛者カップルで子どもがいるという例は日本では目にすることはない中で、LGBTファミリーの生活の情報はなかなか得ることが出来ません。


発刊後、沢山のニーズがあることがわかったアメリカの現状を聞き、アンジーさんの

「自分たちも欲しい情報であった」

との想いは、実は、他の誰かも感じていたことで、発刊をキッカケに繋がれたというのは、日本においても同じ形でなくても、今後あり得るのかも知れない、そんな感想を抱きました。


LGBTファミリーに限らず、多様なそれぞれの“暮らし”は制度や法律に関係なく、もう既にあるものなんですね。

とても、幸せそうでした。(ピザをごちそうしていただいたのですが、とても美味しかったです)


(下平武)

*以下Gay Parents Magazineの歴代のマガジンの表紙