事前研修

大変お待たせいたしました!

2/13-14に行われた事前研修のレポートです!

 

ツアーに参加する参加者5名に対して、LYJではツアー前に2日間の事前研修を行っています。

 

【今回のツアーテーマ】

  1. メディア
  2. 結婚
  3. 社会保障
  4. 家族
  5. 企業
  6. 教育制度 

これらのテーマについて詳しい人もいれば、知識がまだあまりない人もいます。日本の現状を知り、そうした参加者間のギャップを埋め、ニューヨークに行った際の学びを最大化することが研修の目的です。

 

講座やワークを通じて、知識も親睦も深まりました!スタッフ企画のコンテンツで日本や英米圏におけるLGBTの歴史を学んだり、ツアーテーマの一つである「教育」について特にどの分野を各々が深く学びたいのかを探るためにLGBTについての授業案作成ワークを行ったりしました。

 

また、今回の研修では、以下の方々に講師としてお越しいただきました。

 

  • ふぉー・てぃーさん(東京都エイズ啓発拠点)
  • 遠藤まめたさん(LGBTの子ども・若者支援)
  • 村木真紀さん(特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ代表)
  • 榎本悠里香さん(株式会社レティビー取締役)

ふぉー・てぃーさんにはエイズ/HIVの基礎知識や現状、性について人に伝えることの難しさなどをお話いただきました。いきなり性の話をするのではなくゲームなどをして心理的な距離を縮める、お互いにあだ名で呼び合うなど、立場の違う者の気持ちをいかに汲み取って接するかいうことに真摯に向き合って活動していらっしゃることが感じられました。こうした姿勢を私達も様々な場面で体現する必要がありそうです。

 

遠藤まめたさんは、前回のスタディーツアーにアドバイザーとして参加していただいています。ツアーで印象に残ったことや、地方のコミュニティ、人の心に働きかけるプロセスなど様々な観点からお話いただきました!和気藹々とした雰囲気で参加者も発言していました。

 

村木真紀さんには「LGBT×はたらく」という観点でご講演いただきました。昨今の様々な日本企業の取り組みは私たちに将来への希望を抱かせてくれました。今年や来年から企業に勤める予定の参加者も多く、非常に参考になったと思います。自分が今後所属する団体でどのように活動していくかについて、大きな学びを得ることができました。また、ニューヨークでGoogleを訪問するに先立ち、日本企業におけるLGBTへの取り組みについて現状を知ることができました。さらに、講演の後半にはスタッフが企画したケーススタディをグループで行い、性的マイノリティーへの差別を禁止する規定があるものの、アライの意識が浸透していない組織に、ダイバーシティ推進部としてどのような働きかけができるのかを想定したアクションプランを考えました。

 

榎本悠里香さんにはウェブメディア「Letibee Life」を運営する上で、どのように情報を受け手へ伝えるかということを中心にお話いただきました。「発信する際には曲解されることもあるという前提に立つ」というお言葉が印象的でした。ソーシャルメディアが発達している現代では誰もが情報の発信者になることができるからこそ、注意して取り扱わなければならないと気を引き締めました。

 

皆様お忙しい中、講師としてお越し下さり本当にありがとうございました。

この貴重な経験をツアーで活かしていきます!